アナと雪の女王
日本語においても、元の英語版の世界観を損なわないタイトル・歌詞に感心させられることの多いディズニー作品ですが、初めて『アナと雪の女王』を観ました(今さら)。しかもイタリア語版で!笑
世界中の人から愛されるディズニーは、多国にわたって独自の吹き替えを持っていることでも有名なのですが、イタリア語のものはクラシカルなナンバーも含め聴いたことがなかったので、あの名曲を楽しみに観てみました。
英語版と日本語版に関しては共演者が歌っているのを聴いたことがあったのですが、それぞれの国民性に合わせたり、アニメの口の動きに合わせた言葉選び等の制限があるにしても、イタリア語版はこれまでの二か国語とは受ける印象が全く異なりました。英語版で感じる「諦め」の感情は薄れ、前向きで力強い歌詞!
最後のサビの部分だけですが、イタリア語・英語・日本語の歌詞を載せてみました。
ここだけでも各国の違いは歴然ですね。興味のある方は聴き比べてみると面白いかも!
“All’alba sorgerò”(イタリア語)
Io lo so,si lo so,come il Sole tramonterò,
分かっている、そう分かってるの 太陽がどう沈んでゆくのかを
perché poi, perché poi all’alba sorgerò
だから私は夜明けに立ち上がる
Ecco qua la tempesta che non si fermerà
さあ、ここには止まること無い嵐が
Da oggi il destino appartiene a me
今日から運命は私のものよ
“Let it go”(英語)
Let it go,let it go
これでいいの、これでいいの
And I’ll rise like the break of down
そして私は夜明けのように立ち上がる
Let it go,let it go
これでいいの これでいいの
The perfect girl is gone
あの完璧な少女はもういない
Here I stand in the light of day
朝の光の中、私はここに
Let the storm rage on
嵐よ吹き荒ればいい
The cold never bothered me anyway
寒さなんて元々平気だったの
“ありのままで”(日本語)
これでいいの 自分を好きになって
これでいいの 自分信じて
光 浴びながら 歩き出そう
少しも寒く無いわ
*ソプラノ歌手 小村朋代のブログ*