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ターナー展

少し時間が経ってしまいましたが、音プラ30周年記念イベントにお越し下さった皆さま、有難うございました!!音プラならではのステージ、お楽しみいただけたかと思います。直接ご連絡はさせていただきましたが、この場において改めてお礼申し上げます。そして30周年を迎えた音プラがますます進化出来ますよう、努力してまいります!近々最新のイベント情報もアップ予定ですので、そちらも是非ご期待ください♪

 

 

いつ始まって、いつ終わったのか、はっきりしないままに梅雨は過ぎ、急すぎる夏の到来に身体的にも、精神的にも追いつけないと感じていたある日、涼を求めて知人に教えてもらった展覧会を観に行きました。

 

    『ターナー 風景の詩』  

 

二年前にイギリスのロンドンに滞在するまでは、イギリスの画家と言えば、ジョン・コンスタブルくらいしか知らず、ウィリアム・ターナーにもそれほど興味がありませんでした。しかしロンドンの街で生活していく中で、ターナーの作品が街の空気に溶け込んでいるのを肌で感じられるようになり、彼の作品に触れる毎に、私の中に新たな価値観が芽生えたかのように徐々にその独特の作風が馴染んできました。

その手助けとなったのは私もその文化に触れる機会の多い「イタリア」でした。18世紀に流行したイタリアへのグランド・ツアー以来、古代ローマとルネサンスの豊かな文化遺産を有するイタリアはイギリス人の憧れであり、ターナーもその魅力に取り憑かれた一人でした。ターナーはその生涯の中で幾度となくイタリアへ足を運んだそうです。ローマ、ヴェネツィア等、私にとって見慣れた街を彼のフィルターを通して見ることで、徐々に彼の作品に魅了されるようになりました。

 

    

 

 

私がターナーにハマるきっかけとなった<ヴァティカンから望むローマ:ラ・フォルナリーナを伴って回廊装飾のための絵を準備するラファエッロ(左上)/テート美術館>、そして<雨、蒸気、速度ーグレート・ウェスタン鉄道(右上)/ナショナル・ギャラリー>、<疾風のなかのオランダ船:魚を船に運び上げようとする漁師たち(左下)/ナショナル・ギャラリー>等、私が実際にロンドンのギャラリーで撮ってきた画像を挿入してみました。(ちなみに、あちらでは自由に写真撮影可能!しかも入場無料!更には美術科の学生やフリーランスの画家が作品の目の前で模写するのも許されています)

死後2百年経った今でも、イギリス美術の中で別格の地位を保ち続けている彼の魅力や功績に関しては、また改めて。

 

*ソプラノ歌手 小村朋代のブログ*

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