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“Effluvii” CD発売のご案内

Effluvii

『南イタリア、音の楽園を求めて』
詩人ダンヌンツィオとプーリアの作曲家たちの出会い

 

 

 

前作に続き、今回もトラエッタ・オペラ・フェスティバルによるCDリリースに関わらせていただきました。イタリアの作曲家 F.トスティによる数々の歌曲でもお馴染みの詩人 ダンヌンツィオに焦点を当て、1枚目は彼と交流のあった作曲家、また2枚目は音楽祭が委託したプーリアの作曲家によるダンヌンツィオの詩に基づく新作により構成されています。私が演奏したのは下記の3曲です。

 

ヴァン・ヴェストラウト作曲「どうして帰ってこないの?」
ヴェストラウトは早くから才能を認められ、イタリアを代表する出版社リコルディからも評価を受けてオペラや歌曲などの楽譜が出版されていますが、現在では残念ながら忘れかけられた作曲家となっています。しかし、ダンヌンツィオの詩を知り尽くした彼の素晴らしさは、この一曲からだけでも十分に当時の活躍が窺うことが出来ます。詩の意図を汲む繊細さと、イタリアオペラの持つ華や傘を併せ持つ一曲です。

カサーヴォラ作曲「小さな光の祈り」
イタリア語が持つ、言葉の響きの美しさを存分に聴かせる一曲です。語りかける様に紡がれていく歌をお楽しみください。

デ・リッロ作曲「終課」
前作でも私に曲を提供してくれた彼は、プーリア州を中心に活躍する現代作曲家です。今回も私の声に合わせた一曲をプレゼントしてくださいました。作曲家自身と打ち合わせを重ね作り上げた、私の宝物となった曲です。

 

本日より販売を開始いたします。いつの時代も人々を魅了する南イタリアの素晴らしさを、音楽の中に感じていただけましたら幸いです。

*ソプラノ歌手 小村朋代のブログ*

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